第98話「世界一の美女を創る食生活」
先日、ユニークな本を読みました。 
    「世界一の美女の創りかた」イネス・リグロン著 
  http://item.rakuten.co.jp/book/5138068/
イネスさんは、ミス・ユニバース・ジャパンのディレクターです。 
    つまり、ミス・ユニバース世界大会に送り出す日本代表を育てるのが仕事なんです。 
大会を主催するトランプ財団から10年前に派遣されてきた方です。 
    当時、ミス・ユニバース世界大会では日本代表などまったく意識されていませんでした。 
そのため、日本代表のレベルアップと、ミス・ユニバースの注目度を高めるのが使命です。 
    それが、2006年で世界2位、2007年で世界大会優勝という栄冠を勝ち取るまでになったのです 
そんな実績のある方の「世界一の美女を創りかた」を学んでみようと思いました。 
    なにせ、私のメルマガはほとんど女性が読んでいます。 
女性であれば、世界レベルの美女になる方法に興味があるはず。 
    そして、私は、自分のすすめているダイエット法との違いを知りたかったのです。 
もちろん、ファッションやメイクの方法も書かれています。 
    しかし、やっぱり「食生活」のことがしっかり書かれていました。(予想どうり♪) 
ポイントは以下のとおり。 
    (< >内は本のタイトルのまま掲載しました) 
<1、まず、健康でありなさい> 
    そのためには、食生活の改善と睡眠不足・運動不足を解消すること! 
<2、美のベースを作るのは食生活よ> 
    オーガニックや無添加食品、そして野菜をベースにしたメニューがベスト! 
<3、サプリメントとは賢く付き合うの> 
    オススメするのは「マルチビタミン」「プロバイオテックス」「フッシュオイル」サプリです。 
<4、体内毒素を排出=デトックスして> 
    デトックス法として、サプリメント・食事療法・エクササイズを処方します。 
<5、日本人ほど水を飲むべきね> 
    もちろん、コーヒーやお茶などではなく、「ミネラルウォーター」を飲むこと。 
<6、食べないダイエットをする人には退席していただくわ> 
    ダイエットとは、カラダに良い物を食べ、エクササイズをすることです。 
<7、「オイル=太る」は勘違いよ> 
    オイルはカラダに必要な成分。良質なオリーブオイルとフッシュオイルを摂りましょう。 
<8、ヘルシーな和食は大歓迎> 
    精米された白米よりも、栄養価の高い玄米を食べるように指導しています。 
<9、甘いものが食べたいなら、キャンディーよりフルーツを選んで> 
    砂糖の取りすぎは厳禁!抗酸化作用のあるフルーツがオススメです。 
だいたい、食生活については以上です。
読んでみて、安心しました。 
    私のダイエット法は世界一の美女を創る方法と一致しています!(笑) 
もともと、ダイエットというよりも健康法に近いことをオススメしています。 
    イネスさんも書いていますが、食事の改善をしないと美しくなれないと断言しています。 
事実、上記の食事法は本の冒頭部分に紹介されているものです。 
    72個ある「美へのレッスン」のうち、「1から9まで」を書き出したもの。 
つまり、もっとも大事な、「最初のレッスン」なのです。 
    まず始めに取り組むべき、食生活の改善がこの9つだと思っていいでしょう。 
この中で、私が触れていない部分は「サプリメント」のところです。 
    多少、項目ごとに解説が必要ですね。 
1の「まず健康でありなさい」は、ホントそのままです。 
    美というのは、外見の形や色ではないのです。美はカラダの内側から輝いてくるもの。 
    わたしは、いわばオーラだと思っています。 
2の「美のベースを作るのは食生活よ」も、ホントそのまま。 
    正しい食事をすれば、たちまち効果が現れてきます。 
3の「サプリメントとは賢く付き合うの」という部分は解説が必要。 
    私もサプリメントの重要性は認識しています。 
ただ、これを言うと、どうしても食費以上に経費がかかるので、あえて言いませんでした。 
    できる環境にある場合は、活用していただければと思います。 
私の場合、ビタミンは野菜や果物・雑穀で摂るように考えています。 
    ただ、ライフスタイルとして野菜を摂り難い方は、「マルチビタミン」のサプリをどうぞ。 
    ビタミン・ミネラルが不足すると、代謝が悪くなって太りやすくなるのです。 
また、プロバイオティクスとは、腸内環境を良くしておく予防医学のこと。 
    私は善玉菌を増やすために、味噌汁や納豆・キムチや梅干など漬物をオススメしています。 
フィッシュオイルというのは、オメガ3脂肪酸のことです。 
    おもに青魚やアマニ油、シソ油に多く含まれる、現代人に不足している油なのです。 
    これを摂取することで体内オイルバランスが整い、免疫力がアップすると言われています。 
4の、デトックスというのは、もう日本語として定着した観がありますね。 
    これは、玄米や青菜を食べること、そしてプチ断食と運動によって促進されます。 
5の、水を飲む習慣も大事です。 
    日本人は、一般的に「水分」は多く飲んでいます。 
    しかし、「水分」は「水」と違う働きをするのです。 
だから、お茶、アルコール、市販ジュース、炭酸飲料など、飲みすぎない事が大事です。 
    カラダの巡りを良くして健康になるには、「水」そのものを飲まなくてはいけません。 
6の、食べないダイエットについては、ホントにそのとおりだと思います。 
    この、メルマガを書いているのもそのためです。 
食べないダイエットでは、逆説的ですが、本当のダイエットができません。 
    本当のダイエットとは、しっかり食べて、健康になることが出発点なのです。 
7の、「オイル=太る」は一般的にそう思われています。 
    しかし、揚げ物や動物性油脂を減らすのは賛同しますが、油を摂らないのは間違いです。 
油は必須脂肪酸といって、カラダの中では作ることができません。 
    油が体内から切れると、カラダの正常な機能が果たせなくなってしまうのです。 
ようは、オイルバランスが大事なのです。 
    現代では、揚げ物や肉の脂を減らして、魚を積極的に食べるとバランスが良くなります。 
8の、ヘルシーな和食は大歓迎、にはオドロキました。 
    まさか、フランス人のイネスさんが、玄米を食べるように指導しているとは・・・ 
    でも、私のダイエット法と同じなので、これは嬉しい誤算でした。 
他には、野菜がたくさん食べられる鍋料理や、油が落ちる焼き鳥も勧めています。 
    同じ理由で、うなぎの蒲焼も余分な油が落ちるので勧めていますね。 
私も肉を食べるなら、牛肉よりも鶏肉・豚肉を勧めます。 
    それも、油が落ちるという理由もあり、水炊きとか、豚しゃぶを勧めます。 
9の、甘いものと砂糖に関しても、同感ですね。 
    女の子は、どうしても甘いスイーツが大好きで、この誘惑はミス・ユニバース代表も同じ。 
    でも、白砂糖は高カロリーだけではなく、ニキビの原因にもなると指摘しています。 
どうしても甘いものが欲しいときは、フルーツを・・というのは賛成です。 
    フルーツには、美容に良いビタミンが豊富ですし、食物繊維で腸内環境にも良い。 
また、抗酸化物質であるアントシアニンやポリフェノールも含んでいます。 
    イネスさんのオススメは、ブルーベリー・イチゴ・オレンジ・リンゴをあげています。 
フルーツを食べることは、アンチエイジングにもなり、お勧めです。 
    その他の甘みでは、ハチミツを勧めていますが、私は「てんさい糖」を勧めますね・・・笑 
どうでしょう・・・ 
    私も、イネスさんの食生活に賛同します。 
イネスさんいわく、たしかに日本人は体型や顔の造りで欧米人に劣る部分もあります。 
    しかし、それを補って余るほどの、天性の長所も持っているそうです。 
それが、肌と髪の美しさだそう。 
    そして、内面を輝かせる精神的な態度だということです。 
ミス・ユニバース世界大会では、お人形さんのような美女を選出するわけではありません。 
    美しさのほかに、知性と洞察力、ユーモアとエレガントさが必要です。 
つまり、きらりと光るパーソナリティが必要なのです。 
    若いけど、「かわいい」ではなく、「マチュア(成熟)」な女性が選ばれます。 
そのため、日本で一般的にかわいいといわれている女性とは基準が違います。 
    日本でもてはやされているモテの基準はグローバルな世界では通用しないと言い切っています。 
まあ、それはいいんですけど・・・ 
    でも、日本の週刊誌の表紙は何とかならないのか・・・といっています。 
私も週刊誌の表紙に出ている女性は、なんか可哀相な感じがしますね。 
    あれは、「美しい」のではなく「そそる」だけで、なんの雑誌だかわかりません・・・ 
余談でした・・・笑
そして、日本人の美しさとして、精神的な態度をあげているんです。 
    日本の女性は、世界的にも賞賛される美徳があると。 
それは、マジメさ、賢さ、慎ましさ、上品さ、純粋さ・・・ 
    そしてなにより、忍耐心と向上心、さらに優しい心だと感じています。 
「頑張ります」という忍耐心。 
    「ありがとう」という優しい心。 
それらは、賞賛されるべき、美の素質。 
    「頑張ります」の精神があれば、可能性を無限に広げてくれるのです。 
以外にも、欧米人より、日本人に、より内面の美を感じるらしいのです。 
    その可能性にかけたからこそ、「世界一の美女の国」という栄光がもたらされたのです。 
そう、人間は精神的でなければ美しくはなれないのです。 
    そして、精神的でなければ、ダイエットも難しいのです。 
次回は、そのあたりのことをお話しましょう。お楽しみに・・・
- *――――――――――――――――――――――――――*◇
 
【編集後記】 
    「まぐまぐ」から、昨年「まぐまぐ大賞2008」で頂いたコメントが送られてきました。 
    誰が書いたのかはわからないのですが、コメントのみ送らてくるのです。 
嬉しいことに、昨年の何倍もたくさんコメントが書いてありました。 
    しかも、内容がとっても・・・ありがたくて感動しています・・・涙 
応援していただいた方、ありがとうございます。 
    今年も頑張りますから~♪ 
    船田☆^^!