第74話「洞爺湖サミットでダイエット」
今日はカゲキな話ですよ・・ 
    いつもと違うのでご注意を。 
ダイエットが法律で義務化されたらどうしますか? 
    そんな時代がくるかもしれない・・・ 
最近そんなことを考えます。 
    このところスーパー業界で働いていると驚くことばかり・・・ 
なんでこんなに食品が値上がりするの・・・ 
    なんでこんなに食をめぐる事件が多いの・・・ 
    なんでこんなにオカシナ苦情が多いの・・・涙 
ついでに、なんでこんなにガソリンが高くなるの・・・ 
    ついでに、なんでこんなにダイエット情報があふれているのに痩せないの・・・笑 
激動の時代(死語?)といわれて久しいですが・・・ 
    最近すごく実感としています。 
私の働いている生協の店でも値上げラッシュです。 
    いちばん値上がりしたな~と感じるのはパスタでしょうか。 
昨年までは、1キロ袋を通常価格198円で販売していました。 
    それが現在、1キロ袋が378円ですからオドロキです。 
ほとんど倍になってます。 
    他の小麦粉製品も同じです。 
牛乳も原料不足のため、10円ほど値上げされました。 
    昨年は産地で牛乳がだぶついて「牛乳を飲みましょうキャンペーン」だったのに・・・ 
ついでに、バターはしょっちゅう品切れしてます。 
    牛乳が不足しているため発注しても入荷しないんです。 
なんで、1年でこんなに逆転現象が起きるの・・・?
お魚売り場では白っぽいマグロが多くなりましたね。 
    ごぞんじ、「びんちょうまぐろ」です。 
このびんちょうまぐろはシーチキンの原料です。 
    店の鮮魚売り場で見ることなど昨年までありませんでした。 
以前は普通にセールになっていた「めばちまぐろ」が少なくなったからです。 
    めばちまぐろの代わりにびんちょうまぐろが入荷してます。 
もはや、めばちまぐろは高級魚です。 
    シーチキン缶も高級缶詰と化してしまいました。 
燃料が高いから漁にでられない漁船も多いとか・・・ 
    今後、魚もおいそれと食べられないのかな・・・ 
お米だって、すでに温暖化で産地が変わっています。 
    以前は早場米といって8月には九州や四国のお米が関東に出回りました。 
でも、最近はほとんど関東では売っていません。 
    収穫量・品質ともに量販できるお米ではなくなってしまったからです。 
ぎゃくに、まずくて安い米の代表だった北海道米・・・ 
    最近は安くて美味しいお米に変身しています。 
なぜかというと、北海道の温度が上がったから・・・ 
    夏の温度が上がり、米の食味が良くなったらしいのです。 
ここ数年で急激に変わってきました。 
    ほんとうに、笑えない話です。 
最近では「食料危機」というコトバまで新聞紙上をとびかっています。 
    昨年までは想像することさえできなかった事態です。 
なんでか・・・
ひとつは中国・インドなどの経済発展による食料需要の増加です。 
    もうひとつは地球温暖化による気候の変動のため作物が不作です。 
    さらにいえば食料をバイオエタノール燃料として持っていかれているから・・・ 
それはわかったけど、ダイエットと何の関係が・・・ 
    おおいに関係があります。 
食料危機だから食べられない・・・とかいう話じゃありません。 
    げんに食べ物はあります。 
経済大国の日本はたとえどんな状況でも飢えたりしないでしょう。 
    問題なのは発展途上国の飢餓です・・・涙 
ついでにいうと、日本人はお金もちです。 
    私のようなサラリーマンでも世界から見たらセレブです。 
世界中の人を年収で比較すると、年収500万を超えている人は超セレブです。 
    地球全人口の67億人(!)のうち、トップの1%に入る高額収入なのです・・・オドロキ! 
だから日本が飢えることはないでしょう。 
    問題はメンタルな部分です。 
今後、地球温暖化と食料危機・エネルギー問題は最重要かつ緊急のテーマです。 
    明日開催される、洞爺湖サミットの議題でもありますね。 
この3つの問題、全部、ダイエットと深い関係があります。 
    そんなことを考えるのは私だけ・・・? 
地球温暖化で作物が収穫できないんです。 
    それなのに、あなたは太っているんですか? 
日本はいいけど、アフリカでは穀物を買おうにも食物がないんですよ。 
    それでも、あなたは太っているんですか? 
べつに、太っていることに喜びを感じているならいいですよ。 
    でも、太っていることが嫌なんでしょう? 
なんでイヤイヤ太るまで食べ続けるんですか。 
    そんなの食料が不足している国から見たら、すごくイヤミじゃないですか・・・ 
日本は作物が取れないから輸入しているんでしょう。 
    それなのに、食品を余らせて廃棄してしまうんですか? 
    メーカーでも、小売店でも、家庭でも・・・ 
地球の裏側から穀物を運ぶにはたくさん二酸化炭素を排出しているんですよ。 
    それでもまだ、日本の夏は暑いと文句が言えるんですか? 
そんなに脂肪を着込んでいたら暑苦しいに決まっているじゃないですか。 
    もっと痩せたら汗の量が減りますよ・・・ 
ゴメンナサイ・・・怒った?
でもこれ、海外の方に言われると何も言い返せません。 
    これでメタボとか言って苦しんでいるなんて、日本人はマゾですか? 
EU(欧州連合)では、食品のパッケージにCO2の排出量まで書いてあるそうです。 
    つまり、食品を選ぶさいに、カロリーや原材料ではなく、地球温暖化が問題になっているのです。 
今後、CO2の排出量が多い企業はつぶれてゆくでしょう。 
    コンビニだって、24時間営業をやめるかどうかで困っています・・・ 
これほど世界は真剣なのに、日本国民は全然危機感がありません。 
    洞爺湖サミットでは、どんな話になるのやら・・・ 
欧米では、太っている人は管理職になれないと言われて久しいです。 
    そりゃそうです、自分のカラダを管理できない人に管理能力などありません。 
しかも、いつ生活習慣病で倒れるかわからないんですよ。 
    そんな人を責任ある立場に就けるのはキケンですもんね。 
今までは、ビジネスエリートの話だったと思います。 
    でも、今後は年齢・性別・職業を問わず、太った人は逆風です。 
別に太っていても法的に罰されはしないでしょう。 
    でも、あの人は・・・と後ろ指をさされるかもしれません。 
今後、地球温暖化が進むと砂漠化が進みます。 
    ぎゃくに台風・ハリケーンは巨大化します。 
だから作物が取れないわけですが、洪水か砂漠化かの両極端になるのです。 
    洪水でも、砂漠化でも、作物は育ちません。 
やっと育ったとおもったら、バイオ燃料になったりして・・・ 
    その燃料で捨てる食品を運ぶのですよね・・・・ヒニクにも・・ 
今後、ここ数十年の日本型食生活は見直さなければなりません。 
    そうでなければ、地球がもうひとつ要ります。 
いままで、ダイエットは個人の志向で行うものでした。 
    しかし、今後は国家プロジェクトとして推奨されるものでしょう。 
すでに、医療の現場ではそうなりつつあります。 
    このままメタボが蔓延したら健康保険がなくなるかもしれません。 
病気になっても、保険ないかもしれませんよ。 
    痩せるなら、今のうち・・・ 
どうも暑さのせいでカゲキになってしまいました。 
    でも、これを機会にダイエットしましょうよ・・・ 
名づけて、洞爺湖サミットでダイエット! 
    私だって、痩せたのは悔しさをバネにしたからです。 
あなただってできます。
日本中がダイエットしたら、きっと食料危機は来ないでしょう。 
    それくらい、今の日本は異常だと思います。 
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【編集後記】 
    明日は七夕・・・ 
    お店にも大きな竹を飾っています。 
    子供たちがいろんな願いを書いていますね。 
    なんでも、想いから始まります。 
    ダイエットだって同じ。 
    理想をえがいて、目標体重を決めて書き出しましょう。 
    それが小さな一歩です。 
    グッドラック! 
    船田☆^^!