第64話「睡眠とダイエット」
寝ていて痩せればラクでイイ・・・ 
    そんな気がする睡眠ダイエット♪ 
べつに寝たら痩せるわけじゃありません。 
    でも、寝るのは大事な人間の本能です。 
人間、本能に逆らっていいことはありません。 
    実は、睡眠とダイエットにも深い関係がありそうです。 
ふつう、年をとると太ってきますよね。 
    なぜなら、基礎代謝が落ちるから、同じカロリーを摂ると蓄積されるからです。 
なぜ、基礎代謝が落ちるの・・・
それは成長ホルモンが減少してくるからです。 
    え、もう成長なんかしてないって? 
そうね・・・成長するのはウエストサイズだけで・・・ 
    ちがうって! 
成長ホルモンは10代をピークに年とともに減少します。 
    しかし、なくなるということはないんです。 
30代でも、40代でも、70代でも、成長ホルモンは分泌されています。 
    若いころと量がちがうだけです。 
成長ホルモンは、いわゆる「若返りホルモン」なんですよ。 
    多くなれば嬉しいですよね。 
外科的には注射で取り込むことも可能です。 
    でも、すごく高いそうです・・・・お値段が・・ 
成長ホルモンはもちろん、骨や筋肉を成長させる働きがあります。 
    しかし、それ以外にも代謝をつかさどり、免疫力を強化し、肌にハリを与えるのです。 
当然、体内の補修工事も担当しています。 
    年をとっても健康でいられるのは成長ホルモンのおかげです。 
この成長ホルモンをなるべく分泌することが大事です。 
    そうすると、基礎代謝が上がり、脂肪分解作用が高まり、ダイエットになるのです。 
しかも、お肌が若返る♪ 
    でも、どうやって出すかですよね・・・ 
じつは、成長ホルモンは睡眠中に分泌されるのです。 
    だから、寝不足だとお肌がガサガサになるんですよ。 
成長ホルモンが減少してるわけですね。 
    おまけに代謝機能もがた落ち・・・涙 
昔から、寝る子は育つといいますよね。 
    あれは、真実なのでしょう・・・・ 
今ならさしずめ、寝る子は痩せる・・・ですかね♪ 
    いや、寝る大人は痩せる・・・でしょうか。 
でも、誤解しないでください。 
    食っちゃ寝て生活したら痩せるわけじゃないですよ・・・笑 
実は、成長ホルモンが睡眠中に出るといっても時間帯があるのです。 
    それが夜11時から午前2時の間に多く分泌されるのです。 
この3時間に深い眠りに入っていることが重要。 
    朝の3時に寝てもあまり分泌されないのです。 
このゴールデンタイムをどう過ごすかで、あなたの体型と美肌が決まります。 
    あなたが何をしていようと、人間のカラダは自律神経で動いています。 
だから、その本能に沿った生活習慣が大事なのです。 
    たしかに、現代社会でそれを維持するのは難しいかもしれません。 
しかし、知っているというのが大事です。 
    できるだけ、この時間に寝ていることが老化を遅らせるコツですから。 
まだあります。
じつは睡眠のことを書こうと思ったのは自分の体験です。 
    それは、便の話・・・くさいやつね・・ 
ダイエットには排出が大事です。 
    一番大事な排出は、とうぜん大便・・・ 
これ、いつも同じような食生活をしていても、出かたがちがうと思いません? 
    私、一時期ほとんど毎日同じようなオカズで食べていました。 
だから、はっきり自覚したんです。 
    大便は、同じオカズで食べても、日によって出てくる量がちがうんです。 
それは、睡眠と関係があるようでしたね。 
    あとは、運動も関係ありますが・・・ 
つまり、よく寝た次の日はたくさん出るんです。 
    そして、寝不足だとあんまりでないんです。 
当時は、食生活は同じでも、睡眠時間はバラバラ・・・ 
    11時に寝る日もあれば、午前2時に寝る日もある。 
すると、やっぱり11時ころに寝て、しっかり7時ころまで寝ていると大量です。 
    ぎゃくに、2時に寝て、6時ころに起きると、ちょっとだけ・・・ 
どうやら、大便は寝ている間に作られるようですね。 
    これは実感です。 
だから、睡眠の生活習慣は大事ですよ。 
    お肌もお腹も大事にするなら、よく寝なきゃ・・♪ 
ダイエットをするなら、食生活だけじゃダメなんですね。 
    健康な生活習慣こそ、ダイエットの王道です。