第42話「麺食いの秘密」
さて、今日は面食いの秘密です^^ 
    面食いというのは、イケメンが好きな・・・違うって! 
「麦」の字を忘れましたね。 
    面という字に麦を合わせると「麺」になります。 
というように、多くの麺は麦を使っています。 
    うどん、そば、ラーメン、パスタ、そうめん・・・ 
どれも日本人の大好物♪ 
    特に昼ごはんに活躍しそうですね。 
この、麺類の秘密って・・・なに? 
    ダイエットとの関係は・・・、気になりますよね。 
実は、麺類の原材料である小麦の性質がね・・・ 
    これは、パンも同じかもしれません。 
つまり、なぜ、麺類やパンが生まれてきたのか?
それは、<小麦の表皮が硬い>から。
表皮が硬いから、粉にして食べるしかなかったのです。 
    粉にして、小麦粉にしてから、食品に加工されているのです。 
その点、おコメは表皮が食べられます。 
    まあ、多少硬いですが、玄米としてそのまま食べることが可能ですから。 
小麦はとても表皮が硬いので、そのまま食べることは不可能です。 
    どうしても、粉にする必要があったわけです。 
まあ、粉でもいいんですけど・・・ 
    問題は何かというと、粉は、「粉っぽい」のです。 
粉っぽい物の特徴はなにか・・・ 
    つまり、そのままでは食べられないのです。 
これは、パンの時にも書きましたね。 
    パンの場合、食べるのに「油脂類」が必要になるんです。 
原材料の中にも入りますし、食べるときも表面に塗ります。 
    油脂類が多くなるために、カロリーが高くなるのです。 
小麦粉の粉っぽさをカバーするのに油脂類が使われているんです。 
    おいしいのですが、ダイエットには向きませんね・・・ 
じゃあ、麺類の場合はどうなの・・・
まあ、あわてないでください。 
    まずは、カロリーを比べて見ましょう。 
食品成分表から、茹でた状態で100gあたりの数値です。
ラーメン・・・・・149
    うどん・・・・・・126
    そば・・・・・・・132
    そうめん・・・・・127
    パスタ・・・・・・149
    (参考までに) 
    カップラーメン・・445
    ご飯・・・・・・・168
どうでしょうか。 
    どうも、みな、ご飯よりカロリー低いですね。 
参考までに書いたカップラーメンがすごく高いですが。 
    以前書いたように、カップ麺はラーメンの「から揚げ」ですからね・・・笑 
カップ麺は論外としまして、麺類はカロリー低いです。 
    これなら、ダイエットのお昼ご飯に最適かな? 
実は、ひとつ問題があるんです。 
    それが、秘密といえば、秘密ですかね。 
麺はご飯食より、カロリーが低く抑えられるのです。 
    しかし、あるものが、ご飯食より増えてしまうんですね。 
それはなにか・・・
じゃ~ん、それは「塩分」です。
それでは、それぞれ100gあたりの塩分量を見てみましょう。 
    (単位:ミリグラム) 
    ラーメン・・・・・70
    うどん・・・・・・210
    そば・・・・・・・2
    そうめん・・・・・85
    パスタ・・・・・・170
    (参考までに) 
    カップラーメン・・2500
    ご飯・・・・・・・1
どうも、そばを除いて、みな塩分含有量が多いですね。 
    それに対して、ご飯は「1ミリグラム」ですから・・・ 
しかし、またカップラーメンが論外ですね・・・笑 
    カラダを大切にする方は、避けた方が無難ですよ。 
まあ、私は減塩論者ではありません。 
    塩分は大切なミネラルでカラダには絶対必要なんです。 
でも、問題は塩分を多く摂取すると、カラダが多量の水分を必要とすること。 
    これは、ミネラルウォーターを飲んでも血液サラサラ~♪にはなりません。 
余分な塩分が排出されないと、余分な水分も排出されません。 
    だから、塩分が多いと、カラダがいつも水ぶくれ状態・・・・涙 
これを防ぐには、ナトリウム(塩)とカリウムのバランスです。 
    カリウムは野菜や玄米に多く含まれています。 
ご飯(玄米)の場合は、ナトリウムが逆に不足しますから、ごま塩をふるんです。 
    そして、野菜のおかずを頂くとバランスがいいので喉が渇きません。 
でも、麺類の場合はなかなかそうはなりませんから、喉が渇きます。 
    でも、本当はね、麺のせいじゃないんですよ・・・・ 
本当の問題は、「つゆ」と「スープ」にあります。 
    麺自体に含まれる塩分より、つゆとスープに含まれる塩分が非常に多いんです。 
おそばも、うどんも、ラーメンもおつゆがおいしいですよね。 
    どんぶりに入れてあると、ついつい飲んじゃいますよ。 
飲んじゃうから、塩分も水分も一緒に丸呑み・・・ 
    このまま、体内に残ると、すべて体重に計上されますよ・・・・涙 
だいたい、人間の習性として、出されたものは全部食べるんです。 
    残すのは、なんか申し訳ないですもんね・・・ 
だから、麺食いは「塩分過剰」=「水分過多」になるんです。 
    これが問題ですね。 
ついでに、ラーメンとパスタはこれに「油脂類」も加わります。 
    パスタは麺自体のカロリーは低いですが、麺にからまるソースが問題・・・ 
ラーメンもスープに油脂類がタップリ含まれていますが、まだ問題があります。 
    それが、ラーメンの本質と関係ある「かん水」の問題・・・ 
ラーメンとうどんの違いは、この「かん水」が入るかどうかです。 
    かん水は、現在「リン酸塩」などの複数の添加物を使って製造しています。 
この「リン」を多量に摂取すると、骨のカルシウムが不足して弱くなるといわれています。 
    リンも骨の成分なんですが、過剰に摂取するとカルシウムの吸収を妨げるそうです。 
通常の食生活で、リンが不足することはなく、カルシウムは不足しがちです。 
    だから、リン酸塩を使用して作るラーメンは食べ過ぎないほうが無難・・・ 
話がそれました・・・塩分です。
つまり、麺類はカロリーが低いけれど、塩分過剰になりやすい。 
    すると、水ぶくれのカラダになり、当然、重くなります。 
それに、塩分や水分の排出がうまくゆかないと、こんどは違う問題も出てきます。 
    カラダが冷えたり、むくんだり、あまり良いことはありません。 
これに、どう対応するか。 
    やっぱり、お昼の麺類は魅力ですよね。 
これには、「そば」や「うどん」をオススメします。 
    特にそばの方が栄養的にオススメです。 
ただし、「つゆ」はなるべく残しましょう。 
    「つゆ」=塩分+水分ですよ。 
それから、中に入れる具です。 
    オススメは「とろろ」や「ワカメ」などがいいですね。 
どちらも、麺に入れておいしいですし、ビタミン・ミネラルが豊富です。 
    あと、ナトリウムとカリウムのバランスもだいぶ良くなります。 
あと、パスタでは、ソースのカロリーが高いので・・・ 
    比較的、被害の少ないのは「たらこスパゲティ」などの和風パスタです。 
でも、たらこも「発色剤」という危険な添加物を使っています。 
    これは、「亜硝酸ナトリウム」といいまして、発ガン性があるといわれています。 
    (生協などでは、無添加のたらこを販売しています) 
まあ、現実的に、お昼ごはんにたらこを買ってくる人は少数でしょう。 
    外食か、「まぜるだけ」のパスタですね。 
やっぱり、ダイエットには「ワカメそば」か「とろろそば」がオススメかなあ・・・ 
    まあ、なんでもいいんですが、「塩分過剰」だけは知っておきましょう。 
麺もおつゆも飲み干して、さらにお茶をがぶ飲み・・・ 
    そのあと、午後のティータイム・・・というのは×ですよ♪ 
本当は、お昼ご飯も、お米が一番。 
    ときどき、楽しみで麺類にしましょうね。