第21話「パン食の真実2」
今日もパンの話です。 
    先週の続きを書きますね。 
いままで、穀物菜食が良いですよ、と伝えてきました。 
    パンも穀物だけど、どうなのかな? 
ほんとの話として、パン食は、恐ろしくカロリーが高くなります。 
    パンの朝食なら、どんぶり飯の方がカロリー低いんです。 
先週はそんなことを書きました。 
    パンが好きな方、ごめんなさい。 
    これも、「不都合な真実」ですね・・・笑 
さて、続きです。 
    カロリーが高いだけではないんです。 
それでは、先週と同じく、原材料を書いてみましょう。 
    ヤマザキパン <ダブルソフト> 
    原材料名:小麦粉、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、脱脂粉乳、牛乳、ショートニング、 
    イースト、バター、卵、食塩、乳化剤、イーストフード、V.C、香料、 
    (原材料の一部に大豆を含む)
ついでにパスコの<超熟> 
    原材料名:小麦粉、糖類、マーガリン、食塩、バター、イースト、米粉、乳化剤、 
    イーストフード、ビタミンC、(原材料の一部に大豆を含む) 
見慣れないコトバが混じっていますね。 
    ショートニングはわかりますか? 
これはラードの代用品です。 
    ラードとは「豚脂」のこと。 
バターに対するマーガリンみたいなもの。 
    つまりどちらも代用品です。 
代用品といえば聞こえはいいですが・・・ 
    まったく別物です。 
ちなみに最近ベストセラーになった本で「病気にならない生き方」新谷弘実 著 
    という赤い本がありますね。 
    実物を確認する方はこちら・・↓(目次まで確認できます) 
  http://www.rakuten.co.jp/uzumasa/525254/670216/#676204
胃腸内視鏡学のパイオニアとして超有名な先生です。 
    私の信頼している先生の一人ですよ^^! 
この中で、患者さんに食事指導するとき、もっとも始めにすることが書いてあります。 
    なんだと思います? 
それは、家に「マーガリン」があったら、「捨てなさい」ということ。 
    マーガリンほど体に悪い食品はないそうです。 
マーガリンの主成分「トランス脂肪酸」は自然界には存在しない油です。 
    極めて体に悪いので、アメリカでは基準値を超える食品は販売禁止になっています。 
そして、マーガリンとおなじくらいトランス脂肪産を含んでいるのが「ショートニング」 
    ヤマザキパンとパスコも、どちらかを使っていますね。 
トランス脂肪酸は、ようするに「腐敗しない油」なのです。 
    つまり食品を長持ちさせる防腐剤みたいなものですね。 
    それって防腐剤のかたまりを食べているってこと・・・怖ッ 
ちなみに、市販のクッキーやスナック菓子にもショートニングが含まれています。 
    原材料を見ると、だいたい書いてありますね・・・・涙 
つまり、カラダに悪い油を使って作ったパンに、カラダに悪い油をつけて食べているんです。 
    マーガリンを使うなら、バターのほうがよほどいいです。 
こんなこと書いていたら、パン好きの方に嫌われそう・・・
でも、さらに続きます。 
    原材料に「イーストフード」とあります。 
    これ、パンを発酵させる酵母じゃないですよ。 
イーストは人口酵母、イーストフードは食品添加物です。 
    ややこしいですね。 
昔ながらのパンは天然酵母を使います。
しかし大量生産の工場パンは「イースト+イーストフード」で作られます。 
    メーカーの作るパンはみんなそうです。 
なぜ、そうなのかというと、品質を安定させる必要があるから。 
    工場製品は温度や湿度で発酵が違うとダメなんです。 
    あと、コストが安く済むからですね・・ 
この添加物の安全性をめぐっては意見が分かれています。 
    でも、極めて危険か、少し危険かの違いでしかありません。 
ついでに、乳化剤と香料も入っています。
乳化剤というのは、水と油を混ぜる薬です。 
    特に危険性はないといわれていますが、添加物であることは確か。 
ついでに、香料ですが、これはすごいですよ。 
    ほとんどすべての加工食品に入っていますから。 
まさに、添加物の王様ですね。 
    どんな味でも作り出します。 
つまり「食パン」は、さまざまな添加物がないと作れないのです。 
    これが現実・・。 
そうでない場合は、天然酵母を使った職人芸が必要になります。 
    高カロリー&高コストですが・・・ 
ちなみにベーカリーパンの粗利益率をご存知ですか? 
    だいたい少なくても50%以上あります。 
パンの原価なんてタダみたいなものですね。 
    ほとんどが人件費ですから・・・余談^^ 
比べて、「ご飯」はというと・・・ 
    原材料名:白米、水・・・・・おしまい^^ 
とても単純です。 
    しかもカロリーが低くて安全! 
ご飯が太るなんてウソです。 
    食べ過ぎれば太るのは、何を食べてもあたりまえですから・・・ 
カラダにとって添加物が負担になることは以前書いたとおりです。 
    肝臓、腎臓の負担を増して、代謝の悪いカラダを作ります。 
そうすると、老廃物や水分を排出しにくいカラダになります。 
    太るだけではなく、美容・健康に、とっても悪いのです・・・・ 
ご飯で問題になるのは「農薬」の使用くらいでしょう。 
    有機無農薬栽培にこしたことはありません。 
でも、普通に売っているおコメなら、農薬の面でもパンより安全です。
パンの小麦粉はアメリカの大規模農場で作られています。 
    農薬を使わないわけがありません。 
それに輸送の問題があります。
船の中でさらに農薬を使うからです。 
    これをポスト・ハーベスト・アプリケーションといいます。 
    いわゆる収穫後農薬のことです。 
つまり、船便で届けられる間の、カビや虫の被害を防ぐために使われます。 
    カビも生えず、虫も食べない小麦を人間が食べているわけです。 
では、国産の小麦なら・・・ 
    実は国産小麦はパン作りには向いていません。 
うどんや饅頭ならいいんですが・・・笑 
    日本の小麦は中力粉なので、基本的にパンが作れません。 
    パンは強力粉でないとおいしくできないのです・・・涙 
これがパン食の真実、NO,2です。
農薬を使って栽培し、農薬を使って運送し、添加物をタップリつかってパンを作る。 
    そして同じ重さなら「ご飯」の1.5倍の高カロリー。 
    さらに、危険なマーガリンや高カロリーの副食が必要になる。 
パン食はダイエットの敵ですね。 
    そう言わざるをえません。 
食パンがこれですから、菓子パンは言わなくてもわかりますよね。 
    菓子パンは超高カロリー&添加物てんこ盛りですからね・・・ 
ダイエットのために「ごはん」をやめて「菓子パン」「スナック菓子」を食べている・・・ 
    そんな悲しいことは絶対やらないでね・・・ 
ついでに言えば、コンビニのサンドイッチなんか菓子パンより始末悪いです。 
    高カロリーのパンに、マヨネーズなどの油脂が追加されます。 
さらに書ききれない程の添加物を使っていますから・・・ 
    それも危険な添加物といわれる亜硝酸塩などを使ったハムが入っていて・・・ 
それでお腹いっぱいにならないですからね。 
    ダイエットの気分だけは味わえるかも・・・大泣き 
もう、このへんでおしまいにしましょう。 
    パンが食べられなくなります。 
でも、パンを食べてもいいんですよ。 
    べつに死んだりしませんから。 
でも、食べ過ぎに注意しましょうね^^ 
    あまり健康的な食べ物とは言えません。 
特に、ダイエット中はガマンしましょうネ・・ 
    私の経験でも、パンを食べながら痩せるのは無理ですから。 
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。