196【ダイエットと片づけ】

部屋の片づけができないと、ダイエットもできない?
じつは、ダイエットと片づけには、とっても深い関係があったのです。

いま、本屋さんに行くと、必ずベストセラーのポップがついている・・・、
「人生がときめく 片づけの魔法」近藤麻理恵 著 を読んでの感想です。

船田は読んでみて、おどろいてしまいました!
なんと、片づけとダイエットというのは、「始める動機」の部分がほぼ同じだったのです。

読んでいて、船田が書いたんじゃないかと思うところがチラホラあってビックリ。
「こんまり」こと近藤さんは、すでにテレビにも何度も出演していて、見た方も多いでしょう。

彼女は若くして「片づけの先生」ですが、ものごころつく頃からの片づけマニア。
学生時代から試行錯誤を続けて作り出した片づけの方法は、まさに「魔法」ですよ。

船田も実践してみましたが、本当に部屋がリバウンドしません!
自慢じゃありませんが、書籍や書類やチラシや小物がごちゃごちゃだったのです(笑)

こんまり先生の方法を実践して2週間ほどたちますが、たしかにリバウンドしません。
この、「片づけのリバウンド」という表現、表紙にも書いてありますが面白いですね。

たしかに、片付けても、片付けても、元のごちゃごちゃに戻ってリバウンドするのが普通。
いくら食事を減らしても、運動しても、元に戻ってリバウンドするダイエットと似ています。

その点でも似ているのですが・・・、
もっと似ている部分があってさらにビックリ。

船田のダイエットは「気持ちいい」か、どうかがポイントです。
近藤さんの片づけは「ときめく」か、どうかがポイントだそうです。

似ていますよね。
やっぱり、続けられるポイントは、気持ちいいとか、ときめくとか、幸せな感情なんです。

その「ときめく」というのは、モノを残すかどうかの基準になります。
片付けには、やっぱり「捨てる」ことが大前提で、「ときめかない」モノはすべて処分。

自分でさわってみて「ときめく」ものだけ残します。
でも、なかなか、自分のものを捨てるのには、と~っても勇気がいります。

テレビでも芸能人を使って実践していましたが、捨てるとき泣きますもんね・・・。
単なる「捨てる」ではなく、大事なものに「お別れ」だからこそ、涙がでるのでしょう。

なかなか、そんな簡単に「お別れ」なんてできません。
でも、使えるかどうかで残すんじゃなくて、ときめくかどうかですからね。

使える物だって、ときめかないものはすべて処分です。
まだ使えるものを捨てるのには、なにか特別な理由でもなければできないですよ。

そこで大事になるのが、「動機」なのです。
何でもかんでも捨ててしまったら、それこそ後で泣きを見ることになります。

モノを捨てる前に必要なこと!
それが「理想の暮らしを考える」というステップです。

あれ、どこかで書いたことが・・・。
船田も、ダイエットをする前に、なぜ痩せたいのかを考えるように勧めています。

テキストをダウンロードすると、付録に「人生の目的探求シート」がついています。
そこには、「自分の理想とする生き方を考えてみましょう」と書かれていますから。

そして、「こんまり先生」はさらにたたみかけます。
「理想の暮らし」を考えても、それで終わりではないのです。

次に「なぜ、そのような暮らしをしたいのか?」を考えます。
そして「なぜ」「なぜ」とつきつめてゆくと、ある単純なことに気がつきます。

それは、モノを捨てることも、モノを持つことも「自分が幸せになるため」なのです。
片づけをする前に、自分の理想と向き合い、考えて、自分で納得する必要がある。

うーん、なんてことだ・・・。
片付けも、ダイエットも、根本的には同じなんだと考えさせられました。

船田も、ダイエットをするには「自分の理想」が大事だと書きました。
そして、「なぜ」「なぜ」と考えれば「自分の幸せとは何か?」に向き合わざるを得ません。

そうして、自分の幸せな状態を得るためにこそ、ダイエットが必要なのです。
だからこそ、ダイエットで「理想体重になったら終わり」にならないのです。

本当のダイエットは小手先の方法ではなく、「ライフスタイル」なのです。
それは、自分の幸せな状態を維持するための生活習慣と言い換えることができるでしょう。

だからこそ、そのダイエット法は「気持ちいい」生活なのです。
そして、気持ちの問題だけではなく、カラダの中でも同じ事が起きています。

じっさい、ダイエットというのも、カラダの大掃除に違いありません。
脂肪には使い残しのエネルギーがあふれていて、収納からモノがあふれた部屋と同じです。

しかも、脂肪細胞には、エネルギーだけではなく、「老廃物」や「毒素」も格納されています。
体内で不要な成分がウロウロしていると危険なため、脂肪のなかに閉じ込めているのです。

まあ、たとえていえば、壊れた雑貨や小物を押入れに入れているようなもの。
壊れた電気製品とか、割れた食器があると危険なので、一時的にしまいこむのと同じです。

だからこそ、ダイエットというのはデトックスでもあるんです。
ダイエットとは、余分なエネルギーと不要な毒素を排出させる取り組みといえるでしょう。

そして、ダイエットが成功すると、身だしなみに変化が現れます。
スタイルが良くなれば、とうぜんオシャレがしたくなるのが普通ですよね。

そして、カラダを鍛えて健康になり、とうぜんお部屋にも変化が現れるでしょう。
さらに、年齢とともに、理想の生活も変化し、自分を変える必要がでてきます。

いままでの自分とお別れする。
過去の生活を捨てて、新しい生活を手に入れる。

それは、生まれ変わった自分、新生した自分でもあります。
片付けも、ダイエットも、「新しい自分」に出会うための方法なのでしょう。

まさに、眼からウロコでした。
このことを教えてくれた、こんまり先生に感謝です。

【編集後記】
以前、「そうじ力」で有名な舛田光洋さんの本を実践したこともあります。
あの時も、いままでためこんでいたモノをずいぶん処分しました。

大事なものもあったんですが、ゴミ袋で、10袋は出したでしょうか。
でも、その後、こういうダイエットの仕事を始め、新しい生活が始まったと記憶しています。

今回も、書類だけでゴミ袋5つはあったし、大事に抱えていたモノを処分しました。
本も雑誌も、ほとんどブックオフに持っていくか、ちり紙交換に出してしまいました。

もちろん、いちばん大事な本はとってありますが、ごくわずかしか残っていません。
それこそ、泣く泣く手放した・・・といえなくもありませんが、船田はまだ完成していません。

これから、もっともっと、いろんなことを学ばないといけないのです。
たまたま、今月読んだ月刊誌に読書特集があり、数万冊読んだ方の書棚の写真がありました。

しかし、予想に反して、その方の本棚は標準サイズの本棚がひとつだけ・・。
新しい本を買うたびに、今の自分に必要な本だけ残して、売ってしまうのだそうです。

だから、いま本棚にあるのは、「今の自分に即必要な本だけ」という状態です。
それこそ、厳選され、生き残り、勝ち残ってきた本ばかりが手元にあるのです。

なるほど、こういう考え方もあるのか・・。
そう思い、片づけのついでに、ほとんどの本を手放してしまいました。

船田の本箱は、いま、スッカラカンです。
でも、カラッポだからこそ、新しい知識が入ってくると思うのです。

よく、年をとると新しいものを受け付けなくなるといいます。
カラダの機能が衰える事もあるでしょうが、古い知識を捨てられないからだと思います。

ワタシはこれから、若い頭脳のように、新しい知識を吸収してゆきます。
そのためには、カラッポの本棚も必要な道具なのだと思えるくらいで、スッキリしました。

今までの知識も経験も、すべて「40代からオトナのダイエット」に書いてあります。
だから、今までの知識で必要なことは、自分の書いたテキストを読めばいいのです(笑)

これから、また、違う人生が始まる予感がします。
片付けも、ダイエットも、人生をリセットする、すばらしい方法なのですから!

 

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