第19話「スリムになる食物」
さて、今週はスリムになる食べものという話。
    そんなのあるのか?と思うでしょう。
食品には普通カロリーが含まれていますね。
    多い少ないはありますが・・・。
だから、食べれば太る、というか活動エネルギーになるわけです。
    カロリーがあるんだから、食べ過ぎれば太るのはあたりまえです。
でもね、食物には性質というものがあるんです。
    膨張させる性質の物、収縮させる性質の物。
どっちがいいですか?
膨張はしたくないですよね・・笑。
    もちろん収縮です。
これが食物の性質としてあるんです。
もちろん、収縮といったって無くなるまで縮むわけではありません。 
    膨張といったって風船じゃあるまいし・・。 
    限界はあります。 
同じカロリーであっても違いがでるということ。 
    これは栄養学で説明できません。 
これを説明できるのは東洋思想の「陰陽理論」です。 
    陰陽とは「イン・ヨウ」と読みます。 
陰陽の特徴を簡単に言います。 
    これらはすべて相対的なものです。 
    (○○に比べて、◇◇の方が△△になる、というような考え方です) 
<陰:陽>・・左が陰、右が陽です。 
    暗い:明るい 
    寒い:温かい 
    細い:太い・・・これです 
    軽い:重い・・・これも大事・・笑 
    長い:短い 
    遠心力:求心力 
    紫・藍・青・緑・白・黄・橙・赤・・・虹の順番 
    女性:男性・・・(相対的に、ですよ・・・笑) 
まだまだ、いろんな分類ができます・・・・難 
    すべての事象にあてはまるんです。 
    東洋の哲学ですね・・ 
これが食品にもあてはまるのです。 
    人間は食べ物の性質を受け継いで体を作ります。 
だから、食べ物の陰陽を考えて摂取するべきなのです。 
    食物の場合、対比はどうなるか? 
<食物の陰陽>・・・左が陰性、右が陽性の食べ物です。 
    植物食:動物食 
    上に伸びるもの(新芽):下に伸びるもの(根っこ) 
    紫から緑色のもの:黄色から赤いもの 
    水分が多いもの:水分が少ないもの 
    夏に育つもの:冬に育つもの 
    熱帯で取れるもの:寒帯で取れるもの 
    生で食べる:加熱して食べる 
こんな感じ・・・・
つまり、陰性のものを食べた方が、よりスリムになるわけ・・・。
でも・・・・。 
    気をつけるのが陰陽バランスなのです。 
陰性が過ぎれば陰性の病気になります。 
    陽性が過ぎれば陽性の病気になります。 
どちらもかたより過ぎはダメなのです。
動物食ばかり食べていると丸々と太って病気になります。 
    生野菜ばかり食べているとひょろひょろになって病気になります・・・・笑 
冬に陰性のものばかり食べているとすぐ風邪をひきます。 
    夏に陽性のものばかり食べていると熱くて気が狂います・・・・笑 
だから、焼肉を食べて体を熱くしたあと、ビールで冷やすという感じになります。 
    または、分厚いステーキを食べて、サラダとアイスコーヒー&ケーキでも同じです・・・。 
一般的には、よくあるメニューですね。 
    でも、こういう方法は極端な陽性と極端な陰性の取り合わせ。 
バランスをとるのが極めて難しいのです。 
    しかも、カロリーとりすぎ。 
この食生活をしていると50歳までに病気になります。 
    ほぼ、間違いありません。 
みなさんね、熱帯産のものは陰性過多ですよ!
熱帯産のコーヒー豆。 
    熱帯産のサトウキビ・・・・つまり砂糖です。 
女性の皆様には言いにくいですが・・・ 
    コーヒーとケーキという組み合わせは最悪なんです・・・・。 
まだ、肉料理とライスがあるから多少は年月もちますが・・・ 
    たとえば、サラダとケーキとコーヒーだけなら1週間かからずに病気になります・・・笑 
ついでにいえば、アルコールも陰性過多です。 
    いちおう、飲みすぎに気をつけてください。 
人間の食べ物で一番、陰陽バランスのとれているもの・・、
それが「穀物」なのです。 
    もちろん、精製していないもの。 
精製していない穀物を食事の中心にする。 
    それが、玄米食です♪ 
玄米食に、地元で取れた旬の野菜を組み合わせて食べる。 
    これが理想的な食生活です。 
「地元」(国内産)と「旬」がポイントです。
これが陰陽理論を簡単にクリアできる方法なのです。 
    植物は気候風土の影響を受けて育ちます。 
陰性の気候風土では陽性の植物が育ちます。 
    陽性の気候風土では陰性の植物が育ちます。 
これを食べると・・・ 
    陰性気候(冬)の時に陽性の植物を食べるとバランスが取れる。 
    陽性気候(夏)の時に陰性の植物を食べるとバランスが取れる。 
陰×陽=中庸 
    こうなりますね。 
外国産とか、ビニールハウス栽培だと、そうはいかないのです。 
    似たような植物でも育った環境が違いすぎます。 
前回、全体食の話をしました。 
    これが、もっと広がった話になります。 
つまり、食物は気候風土とも一体なのです。 
    その気候風土で育ったものを食べると、その地域で生活できる体になるというわけ・・・。 
これを「身土不二」といいます。 
    人体と大地はふたつに分けられませんよ・・・という意味。 
にている言葉に「色心不二」というのもあります。 
    これは、体とこころはふたつに分けられませんよ・・・という意味。 
食生活にもあてはまる言葉です。 
    人間は食べたもので体が作られ、こころが影響を受けるからです。 
実は、ふたつとも仏教用語・・・・。 
    奥が深いです~♪ 
余談ですが、仏教では「体」のことを「色」といいます。 
    よく、「色っぽい」とか言いますよね・・・笑 
結論としては、いつもとおなじ。 
    季節に合わせた穀物菜食で健康とスリムを手に入れるわけです♪ 
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。