165【四季のダイエット】
だいぶ秋らしくなってきました。 
    道を歩いていると、金木犀の香りがいいですね~♪ 
でも、ダイエットを考えると憂鬱かな・・。 
    そう、「食欲の秋」がやってきますからね。 
そんなわけで、秋から始める、季節のダイエットをまとめてみました。 
    ダイエットは年中無休だとおもいますが、季節ごとのポイントがあります。 
まず、「秋のダイエット」です。 
    秋は、カラダの生理としては、いろいろためこむ時期です。 
冬に備えて、カラダも脂肪を蓄積してきます。 
    これは自然なことなので、むやみにたくさん食べたら、後で泣きをみます。 
でも、野の幸、山の幸、海の幸がでそろって、あれもこれも食べたいですよね。 
    ここで、秋の注意点を言えば、「良質の原型食品を食べよう」ということです。 
私だって、秋に食べたらダメです・・・なんて、殺生なことは言いたくありません。 
    美味しいものを、美味しいままに、カラダにも美味しく食べよう、ということです。 
ダイエットには、食べていいものと、食べたらいけないものがあるんです。 
    つまり、食べたらいけないものを排除して、食べてもいいものを食べるのがコツ。 
秋は果物も美味しいし、魚も美味しいし、根菜も美味しくなりますね。 
    早い話が、加工食品は食べないで、美味しいものを自分で調理するのが大事です。 
カラダというのは、食べたもので作られるんです。 
    添加物がいっぱい入った加工食品を食べるのではなく、自然の恵みをそのまま頂きましょう。 
つまり、素材が美味しいから、食生活の改善をするのに、もってこいの季節です。 
    秋の食材をとおして、ダイエットに向いている食生活に改善してゆきましょう。 
次に、「冬のダイエット」です。 
    冬は、けっこう、ダイエットに向いている季節です。 
私は、学生時代、陸上部にいました。(何の関係があるんでしょう・・笑) 
    だいたい、運動部は、冬の間に、基礎トレーニングをするのです。 
それは、冬の間に、基礎体力を上げておくと、春からのシーズンで飛躍的に伸びるからです。 
    つまり、ダイエットにおいても、カラダの基礎となる、「筋肉」を鍛えるのに最適な季節です。 
特に、カラダのほうでも、年間を通して、基礎代謝が一番高いのが冬なのです。 
    なんにもしなくても、勝手にカロリーを消費してくれるのが、冬なんですよ。 
それは、気温が低いので、カラダの体温を維持するために、カロリーを消費するからです。 
    準備運動は念入りにやった方がいいですが、冬の間に、カラダを鍛えておきましょう。 
冬の間に努力した選手は、春になると、飛躍的に記録が伸びるんです。 
    ダイエットだって、冬にカラダを鍛えておけば、春になって、嬉しいことがおきるはずです。 
食生活の注意点としては、ビタミン・ミネラルの補給をしっかりすることです。 
    冬は鍋が多いですが、しっかり野菜や魚介類を入れて、栄養を補給してゆきましょう。 
加工食品には、脂肪と炭水化物ばかりで、微量栄養素がありません。 
    ビタミンをしっかり補給しないと、脂肪は燃焼しないのですから、注意してね! 
また、カラダを強化するときは、たんぱく質が大事になります。 
    魚介類や、脂肪の少ない肉類、大豆製品等を積極的に食べましょう。 
さて、「春のダイエット」です。 
    春は、はっきり言って、ダイエットの季節です。 
カラダのほうも、冬にためこんだ脂肪を減らしてゆくことを考えています。 
    だからこそ、春から初夏にかけて「デトックスの季節」でもあるのです。 
食事制限などをしっかりやって、体重を落とすダイエットをするのに最適です。 
    カラダのほうから、デトックスをしてくれるので、しっかり毒だしをしてゆきましょう。 
冬に鍛えたカラダは、基礎代謝が上がっています。 
    それを維持しながら、マッサージを加えると、ぐっとスリムになります。 
そのときに大事なのが、やっぱり、ビタミン・ミネラルです。 
    デトックスと言うのは、脂肪を燃焼させ、その中にためていた毒素も分解することです。 
脂肪を燃焼させるには、ビタミン・ミネラルが大事になります。 
    毒素を分解するには、肝臓によけいな負担をかける食品は食べないことです。 
そして「夏のダイエット」です。 
    はっきり言って、夏はあまりダイエットには向いていません。 
夏は、「生存するだけでキツイ」から、ダイエットまで気持ちが行きませんしね。 
    運動もやりにくいし、若い人ならまだいいけど、中年すぎて炎天下で運動したら死にますよ・・。 
食事の注意点としては、栄養不足になりやすいことです。 
    暑いとさっぱりしたものばかりになって、栄養が不足しやすいのです。 
特に、暑いと汗をかきますから、ナトリウム(塩)が不足してゆきます。 
    ミネラルはバランスがありますから、ナトリウムが不足すると体調が悪くなります。 
でも、しょっぱいものを食べても喉が渇くだけですから、食事でバランスをとらないとダメです。 
    夏は塩分を補給しつつも、カリウム豊富な野菜を食べないとバランスを崩します。 
よくしたもので、夏野菜はカリウム豊富なものが多いのです。 
    スイカやメロンがそうですし、キュウリやトマトもいいですね。 
これも良くしたもので、カリウムが豊富な食材は、塩分が多いものと食べると美味しいのです。 
    スイカに塩、メロンに生ハム、キュウリに味噌、トマトに塩も美味しいですよね。 
これは、ナトリウムとカリウムのバランスを考えると、よく出来た組み合わせです。 
    あとは、たんぱく質も不足しがちな季節です。 
冷奴などは、夏の定番ですが、これとゴハンだけだと、必須アミノ酸が不足します。 
    あまり知られていませんが、「白飯」と「大豆製品」だけでは、たんぱく質が足りないのです。 
これは、どんなにたくさん食べても不足します。 
    それは、必須アミノ酸の「種類が不足」しているから、補給になっていないのです。 
これを補うには、ゴハンを「玄米」にするか、肉や魚や卵を食べないといけません。 
    こういうことがあって、夏になると、「ウナギ」とか「豚肉」などの人気がでるんですね。 
ウナギや豚肉は、アミノ酸の種類がそろっているし、ビタミンB群の補給にもなります。 
    また、冷奴でも、カツオ節をかけると必須アミノ酸のバランスが良くなるそうです。 
先人たちの食生活の知恵というのは、科学的にも理にかなっているんですね。 
    まあ、そんな事があって、夏は、栄養不足になりやすく、体調を崩しやすいわけです。 
だからこその、「食欲の秋」なんですね。 
    夏に栄養不足になっているんですから、秋に補給しておかないと。 
それも、ただ、たくさん食べればいいわけありません。 
    カラダに良い物を選んで、美味しく頂けばいいのです。 
まとめますと・・・ 
    これからの年間計画になりますね! 
秋は、栄養価の高い、よいものをしっかり食べる。 
    冬は、食べ過ぎに注意しつつ、運動をしながら体力の向上に努める。 
    春は、生ジュース断食など、しっかりデトックスをしてスリム化計画を実行する。 
    夏は、栄養不足にならないよう注意して、ダイエットに成功したスリムなカラダを披露する! 
こんな感じで、これからの1年を計画しましょう。 
    これから半年、素肌を露出させる機会は減りますが、そのときこそ、ダイエットの準備なのです。