157【飲料中毒の現代人】
日本人は、なんでこれほど「飲料」を飲むんでしょう? 
    テレビCMもすごく多いし、よほど儲かるんでしょうね・・・。 
ココでいう、「飲料」とは、ジュースや炭酸飲料を始めとする清涼飲料水のこと。 
    ダイエット中の飲み物としては、やっぱり「飲料」はおすすめできません。 
なぜか・・・
このあいだ、「キング・コーン」というDVDを見ました。 
    「あなたのカラダは“とうもろこし”で、できている!?」という内容のビデオです。 
    <キング・コーン 公式サイト> ※予告編の動画見られます! 
  http://www.espace-sarou.co.jp/kingcorn/top.html
おもしろかった・・・というより、恐ろしかった・・・ですね。 
    映画のオープニングは、ある若者の「頭髪」成分検査から始まります。 
なんと、頭髪に、コーンの成分が入っているというのです。頭髪にですよ!! 
    それに疑問をもった青年が、コーンを育て、追跡調査をするという映画です。 
だって、その青年はコーンなんか食べていないんです。 
    食べていないコーンが、なんで頭髪の成分として検出されるんでしょうね?? 
たとえば、牛肉、豚肉、鶏肉、パン、飲料、菓子、あらゆるソースに・・・。 
    これらの原料には、すべて“トウモロコシ”が使われているとしたら??? 
映画では、時間の都合で牛肉と飲料のコーンを中心に構成されていました。 
    牛肉もすごいことになっていましたが、飲料の話もすごすぎましたね。 
このコーン、そのまま食べると、まずくて食用に適しません。 
    このコーンを煮て、つぶして、ある薬品を混ぜ、発酵させて、また発酵させて・・・ 
出来上がるのが、「高果糖コーンシロップ(HFCS)」という液体です。 
    これは、砂糖をはるかに上回る、強烈な甘さの液体で、とても飲める甘さではありません。 
でも、当然、アメリカのあらゆる飲料は、このコーンシロップで作られています。 
    この飲料は、とてつもない甘さですが、「酸味料」「香料」「炭酸水」を入れると美味しくなります。 
このHFCSの量は、2リットルの飲料にどれくらい入っているのでしょう。 
    比較のため、単純に砂糖に置き換えると、200g~240g程度の量となります。 
これを計量カップに入れると、約2杯~2.5杯になります。 
    (軽くてかさばる砂糖はこれくらいのカサになります) 
通常の料理などで使うことは、まずありえない量です。 
    しいて言えば、ケーキを作るときに、これくらいの砂糖を使いますよね。 
つまり、炭酸飲料というのは、「飲むケーキ」なのです。 
    これがアメリカの肥満問題を起こしている原因のひとつです。 
でもこれ、アメリカのコワイ話ではありません。 
    アメリカのコーンを一番多く輸入しているのは「日本」なんですからね・・・ 
やっていることは、ほとんどアメリカと代わりません。 
    なぜ、コーンシロップが使われるかというと、「コストが安い」からです。 
ご存知のように、砂糖というのは、そんなに安いものではありません。 
    よく特売セールで砂糖を売ったりしていますが、通常は1kgで200円以上です。 
ところが、炭酸飲料の原価というのは、ものすごく安いのです。 
    たとえばペットボトルや、缶の製造には、10円以上かかります。 
しかし、中身の炭酸飲料は、原価が10円以下のハズです。 
    ちなみに、マクドナルドの炭酸飲料は、原価が5円程度と聞きます。 
まあ、ぼろ儲けですが、マックは、飲料とポテトでもうけています。 
    だから、ハンバーガーをいくら安くしても利益がでるんですね・・。 
日本では、コーンシロップという名前はあまり聞きません。 
    それはそうです、日本では「果糖ブドウ糖液糖」という名前に代わっています。 
これ、お茶以外の、あらゆる飲料の主原料となっています。 
    いや、飲料ではなく、主食にもなる「食パン」にも使われていますから・・・。 
これ、ダイエットの敵というより、健康の敵かもしれません。 
    つまり水分補給のつもりで炭酸飲料を飲んでいる人が多いからです。 
この場合、水分ではなく、糖分を補給しているといっていいですね・・・(涙) 
    果糖ブドウ糖液糖に、酸味料と香料と、炭酸をまぜて作るのが「清涼飲料水」ですから。 
健康のため、ダイエットのために水分補給は大事なことです。 
    しかし、水分補給は「水」か「一部のお茶」でないとできません。 
必要なのは「水(ウォーター)」であり、水道水・ミネラルウォーターなどのこと。 
    水分(飲料)の取りすぎは、カラダを冷やし、重くし、代謝を悪くする原因です。 
ちなみに、飲料ラベルでよく見る「アミノ酸等」というのは良い成分ではありません。 
    これは調味料の添加物で、カラダにとって、害はあっても、なんの役にもたちません。 
あと、「VC」とか「ビタミンC」とか書いてある飲料も多いです。 
    これも、「カラダに良いビタミン」を入れてあるわけではありません。 
酸化防止剤としての効果を期待されている添加物です。 
    とうぜん、安価な化学合成のビタミンを使いますから、原料は石油だと思ってください。 
あと、コーラが好きな方もいるでしょうが、おもしろい? 誕生秘話があります。 
    コーラには、始め「コカ」が使われていたのです。あの「コカイン」という麻薬の原料ですね。 
当時、コカを使うのは合法だったのですが、1903年に使用することができなくなりました。 
    その後、「禁酒用飲料薬」として再開発されたのが、コカコーラです。 
つまり、禁酒するための薬として開発されたのです。 
    アルコール依存症を克服する薬として開発されたのがコカコーラなんですね。 
現在、コカの葉は使われていないとのことですが、成分はトップシークレットです。 
    成分は公開されていませんが、もしかしたら・・という可能性もあります。 
しかし、麻薬の原料の葉っぱを使い、お酒を止めるための薬というのはスゴイですね。 
    カフェインも入っているし、コーラの強い中毒性をかいま見たような感じです。 
コーラは高果糖コーンシロップの大量摂取で、中毒性がある。 
    急激な血糖値の上昇はホルモン分泌でさらに空腹感を増長させるからです。 
カフェインの大量摂取で、覚醒作用と中毒性に染まる・・・。 
    これを子供に飲ませると、やっぱり問題あるような気がしますね。 
それに、トップシークレットの「コカイン効果」のある成分とは??? 
    アルコール中毒もいけないのでしょうが、コーラ中毒もやっぱりマズイのでは? 
当然、糖分を大量に飲んでいることになるから、別の問題もあります。 
    こういう糖分を消化するには、ビタミン・ミネラル・消化酵素が必要になるんです。 
炭酸飲料には、ビタミンやミネラルなど入っているはずありません。 
    だから、体内の細胞や骨や歯骨から、カルシウムなどのミネラルが調達されるのです。 
日本人は、ただでさえ、カルシウム等のミネラル摂取が少ないといわれています。 
    ただでさえ少ないのに、より消費してしまう“糖分”を大量に摂取したらどうなるんでしょう? 
コーラの話をしましたが、他の飲料も同じようなものです。 
    市販のジュース、炭酸飲料、スポーツドリンク、どれも同じようなものです。 
こういうことは、マスコミはいっさい報道しませんからね。 
    「○○が良い」「○○がダイエットに効く」という話は次から次へと紹介します。 
でも、「○○が危険だ」という話は絶対でてきません。 
    これは、マスコミのスポンサーが食品加工会社だからです。 
お金を出してくれる会社の悪口は言いませんよね。 
    だから、絶対に報道されないのです。 
自分のカラダは、自分で守るしかありません。 
    この国は、良くも悪くも、経済原理で動いています。 
私のテキストがお役に立てれば嬉しいです。 
    こんな内容の、目からウロコの話をいっぱい入れますからね♪ 
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。