136【ダイエットは捨てること】
このあいだテレビで受験生の家族を紹介していました。 
    中学受験を控えて、一日、何時間も勉強しているんですね。 
本人が頑張るだけでも偉いですが・・・ 
    しかし、家族もタイヘンですよ~! 
何しろ学校の他に、塾が2つです。 
    これは、時間的にも経済的にもタイヘンです。 
特に、母親なんか、塾まで一緒に送っていきますからね。 
    すごいな~と思ったのが、塾にできたてのお弁当を届けていることです・・涙 
つまり、母親は塾まで2往復するんです。 
    それで、帰りは夜の10時とかですからね・・ 
母親は46歳といっていましたが、ワタシと同じ年です。 
    この年代は、どうしても子供中心の生活になりますよね。 
特に母親は赤ちゃんの時から子供の世話をしています。 
    ふつう、なんでも子供のことが優先するんだと思います。 
でも、やっぱりお母さんだって、キレイでいたいですよね。 
    とうぜん、ダイエットをしたいと考えているでしょう。 
でも、子供の世話やパートが忙しいとか、いろいろあると思います。 
    何でもそうですが、新しいことを始めるには手間がかかります。 
どうしたって、時間が取れない、忙しい、それどころじゃない! 
    そういう悩みは、みんなあると思います。 
だから、最近のダイエットは「カンタン」「すぐ」「だけ」になるんでしょう(笑) 
    どうやったら時間を節約して成果を出すかにチカラが入っています。 
カンタンにできる、お手軽ダイエットはいろいろあります。 
    でも、それらは、本当はキッカケにしかすぎません。 
よく言えば、どうやって「お手軽に」キッカケをつかむか・・・ 
    それがすべてだといっていいです。 
そのお手軽ダイエットを始めるのはいいことだと思います。 
    しかし、それさえも時間がないと思うのが普通です。 
その、5分、10分の時間がない・・・ 
    それが現代人の悩みだろうと思います。 
そこで大事になるのが考え方です。 
    どうやってその時間を確保するかということです。 
時間というのは限られたものです。 
    ダイエットにしても、良い方法はたくさんあるでしょう。 
良い方法だからといって、それらすべてを実践することはできません。 
    あなただって、すべての方法をやってみようと思ってないでしょう。 
まずは、良いと思った方法をひとつ実践することです。 
    そして、それを習慣にしてゆくことが大事ですよね。 
でも、それは、生活全般に言えることです。 
    良いことを、すべて実践することはできないのです。 
たとえば運動、たとえば仕事、たとえば勉強(ダイエット等の)・・・ 
    たとえばリラックスする時間、自分を磨く時間、コミュニケーションの時間・・とか。 
仮に、やりたいことをすべてやったらどうでしょう。 
    そうすると、睡眠時間がなくなって、健康上の悩みが出てきます。 
じつは、これは法則なのです。 
    つまり、なにをやるかは、自分で選ばないといけません。 
違うコトバでいえば「なにを捨てるか」ということです。 
    やりたいことは、いろいろあるけど、何をやらないでおくか・・・ということ。 
特に、新しいことを始めるときには大事な考え方です。 
    今まで、やっていたことを、何か「捨て」なければ時間が作れません。 
これは経済学のコトバでいうとわかりやすいかもしれません。 
    「体系的廃棄」「創造的破壊」または「イノベーション」「リストラ」みたいな。 
まずは自分のやっていることの、優先順位を考えてみる必要があります。 
    仕事、子供の世話、家族の世話、食事の準備、掃除、洗濯、近所付き合い・・・ 
このままではダイエットの運動などやる時間はないですね・・・笑 
    仮に運動したかったら、睡眠時間を削るしかありません。 
でも、睡眠や食事など、生きるうえで必要なことを削ってはいけません。 
    それは、あとで必ず大きなトラブルとしてはねかえってきます。 
どれも、あなたにとって大事なことなのです。 
    どれも、捨てたり削ったりすることはできないと思うかもしれません。 
でも、何か緊急事態が起きたら、どうですか? 
    どうしても、はずせない仕事が入ったらどうですか? 
かならず、生活の何かを削ったり、捨てたりしているはずなのです。 
    かならず、「バッサリ」と捨てるしか方法はないですよね。 
優先順位を考える時には、「どれが必要か」と考えてはダメです。 
    その場合は、「どれから捨てて行くか」と考えてください。 
どれが必要かを考えると、どれも必要になってしまうからです。 
    そうではなく、どれを捨てれば、新しいことが始められるかです。 
人生とは、ひとつの扉が閉まると、新しい扉が開くことになっています。 
    あなたが何を捨てるかで、今後の人生が変わるのです。 
たとえば、この年代の方はだいたい結婚しているでしょう。 
    この結婚というのは、じつにわかりやすい例です。 
結婚というのは、人生における大きな決断です。 
    このときに、過去の自分を何も捨てなかった人はいないはずです。 
若い方でも、進学とか、就職を決めるとかありましたよね。 
    その時に、昔の自分をそのまま持ち越すことはできなかったはずです。 
結婚で言えば、まず、両親と別れて、家族関係を変えたでしょう。 
    コトバはきついですが、両親を捨てて、伴侶を選んだことになります。 
とうぜん、住むところを変えたでしょう。 
    これは、昔の家を捨てて、新しい家を選んだということです。 
今までの生活スタイルも変わったでしょう。 
    独身の時は一人の時間もとれたでしょうが、結婚するとそうもいきません。 
お金の使い方も変わったはずです。 
    どうしたって、独身の時みたいに使えません。 
つまり、あなたも、過去、捨ててきたのです。 
    古いライフスタイルを捨てて、新しい生活を選んだのです。 
その結果、新しい自分になったはずです。 
    結婚して、良い部分も、困った部分もあるでしょうが、新しい自分となったはずです。 
おおげさかもしれませんが、ダイエットだって同じです。 
    だって、ダイエットに成功すると、人生変わりますよ・・・笑 
とくに、半年以内に10キロとか体重が減ると別人です。 
    とうぜん、生き方も考え方も変わっているはずなのです。 
ぎゃくに、生き方も考え方も変わるからこそ、10キロも体重が減るのです。 
    あなたは、今までと同じ生活と考え方で、体重が10キロ減ると思いますか? 
減るわけありませんよね・・・ 
    テレビのダイエット特集のモデルさんだって、生き方変えているでしょう。 
食事を変えたか、運動をしたのか、必ず生活習慣を変えています。 
    ダイエットをきっかけにして、あらゆることを捨てているのです。 
「巻くだけ」とか「はくだけ」とかいうダイエットもあります。 
    しかし、「○○だけ」を実践したら痩せるのではありません。 
「○○だけダイエット」をきっかけにして、何かを捨てているのです。 
    そして、「○○だけ」に加えて、新しい習慣を始めるからこそ成功します。 
まったく新しい自分になりたいと思うでしょう。 
    それは、古い自分を脱ぎ捨てることだと知ってください。 
古い自分にしがみつくなら、何も変わらないでしょう。 
    それでいいなら、そうしてください。 
新しい自分になりたいなら、過去の自分は捨てることです。 
    その「捨てる」というのは、行動と考え方のことです。 
自分が、なくてもいいと思える行動はバッサリ捨てることです。 
    自分で、良くない考え方だとおもったら、新しい考え方を学ぶことです。 
新しい自分になりましょう。 
    ワタシも、そんなあなたを応援します! 
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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