133【痩せることと、やつれること】
食事を減らせば痩せる・・ 
    だれでも、そう思っているでしょう。 
たしかに、食事を減らさないと痩せない場合が多いです。 
    でも、その内容には気をつけないとダメですよ~! 
普通、痩せるというと減らされるのが「ご飯」です。 
    ダイエットの時、炭水化物は嫌われています・・・涙 
まあ、食べすぎがダメなのは当たり前なんですけど。 
    しかし、炭水化物を食べないとタイヘンなことになるんです。 
炭水化物というのは、「ご飯」「パン」「麺類」「芋類」など。 
    やっぱり、どれも太りそうなものばかりですね・・・笑 
でもね、炭水化物は効率の良いエネルギー源なんです。 
    しかも、カラダにとって、クリーンエネルギーなんですよ。 
炭水化物を食べるからこそ、カラダが動き、アタマで考えられるのです。 
    ちなみにアタマはブドウ糖で動いていますが、供給を絶たれると数分で停止します。 
停止するっていっても機械の電源じゃありません。 
    いちど停止したら、もう動くことはありませんよ。 
つまり、ご臨終です・・・涙 
    ブドウ糖が完全に絶たれると、およそ3分で死んでしまうのです。 
ついでに酸素を絶たれても数分で機能停止します。 
    つまり、脳というのは、それだけデリケートな器官なのです。 
このブドウ糖を作る原料が炭水化物。 
    砂糖からも作られますが、過剰な摂取はオススメしません・・・笑 
当然、ブドウ糖はカラダのエネルギー源にもなっています。 
    だから、ブドウ糖(炭水化物)を食べないとタイヘンなことになるのです。 
カラダの方は、低血糖症となり、フラフラして運動機能が低下します。 
    これは誰でも経験しているので、わりに理解できるでしょう。 
意外と知られていないのが、アタマの機能障害です。 
    アタマの動きも低下するので、さまざまな障害が発生します。 
まずは、イライラするというのが初期症状です。 
    そして、集中力の低下、思考能力の低下、虚脱感、目の焦点が合わないなど・・ 
言われてみれば、なんか経験ありますよね。 
    お腹が空きすぎたとき、なんかこんな感じになりませんでしたか? 
つまり、間違ったダイエットをするとこうなるのです。 
    イライラして、思考能力低下ですから、家事も仕事もできません。 
周りの人にも迷惑をかけますが、自分もつらいです。 
    ですから、ダイエット中とは言っても、エネルギー源を切らしてはダメなのです。 
また、さらにご飯を減らす弊害があります。 
    このあいだ、テレビで「ダイエット中の若い女性が臭い」といっていました・・・笑 
これは炭水化物抜きダイエットをするとそうなるのです。 
    なぜなら、炭水化物が供給されないと、代替エネルギーが必要になるから。 
それが、脂肪とたんぱく質なのです。 
    脂肪が燃焼するのは知っていると思いますが、たんぱく質も燃焼するのです。 
それらをブドウ糖に分解するときに、毒素が発生します。 
    それが、カラダにたまり、ニオイとしてただようのです。 
それは加齢臭とアンモニア臭をあわせたようなとっても嫌なニオイ・・・涙 
    さらに臭いだけではなく、肝臓・腎臓に非常に負担をかけています。 
毒素はニオイとして排出できるものではありません。 
    おまけにダイエットで便秘になりやすくなっていて、ダブルパンチです。 
この炭水化物抜きダイエットを続けると生活習慣病になる恐れがあります。 
    ですので、この方法は痩せる効果はありますが、おすすめしません。 
で、その痩せ方ですが、残念なことにキレイになれないのです。 
    カラダで燃焼するのは、脂肪だけではなく、たんぱく質も燃焼するといいました。 
脂肪はお腹周りにいっぱいあるけど、たんぱく質なんてあったかな? 
    そう思うかもしれませんが、いっぱいあるのです。 
それが、「筋肉」なんですね。 
    筋肉の原料はおもにたんぱく質です。 
カラダに蓄えてあるたんぱく質というのは筋肉なのです。 
    つまり、カラダの筋肉を分解して活動エネルギーを作るのです。 
これは脂肪がなくなったら使うんじゃありませんよ! 
    脂肪と同じペースでたんぱく質も使われるんですからね! 
だから、この方法で痩せると、脂肪も筋肉もなくなります。 
    痩せたのはいいけど、骨と皮だけが目立つ、ガイコツ人間になります。 
これを一般的に、「やつれた」といいます。 
    まあ、病気などで痩せるとこうなるわけですね。 
この場合、体重は減ると思いますが、美しくはないですね・・・ 
    ついでにいうと、お腹は便秘ですから、ポッコリのままです。 
とうぜん、クビレもバストも消滅です。 
    美しいボディラインは「筋肉」で作られていることをお忘れなく! 
さらに、たんぱく質は、お肌や髪の毛などの育成にも使われています。 
    ですから、このダイエットをすると、お肌ガサガサ、髪ボロボロになるんです。 
まあ、たんぱく質のみ、たくさん食べるという方法もありますが・・ 
    それでもニオイと生活習慣病のキケンは付きまといますので、念のため。 
ダイエットは健康と美しさのためにやるものです。 
    これでは、本末転倒ですからおすすめしません。 
つまり、「痩せる」と「やつれる」は違うのです。 
    正しいダイエットは、健康であることが前提なのです。 
痩せることが美しいのではありません。 
    健康で輝いているからこそ美しいのです。 
そこのところを、絶対まちがえないようにしましょう。 
    正しいダイエット法は、健康法・美容法と同じなのです。 
結論は、いつもと同じです・・・笑
私のテキストを参考にして頂けると幸いです。 
    今週も、最後までお読み頂き、ありがとうございました。 
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