第11話「ごはん中心の食べ方」
世間では低炭水化物ダイエットというのがあるようですね。 
    今日は私の方法と、それらの違いを考えてみましょう。 
結論から言います。 
    低炭水化物ダイエットは成果が出ると思います。 
    痩せると思いますよ・・。 
ただし、問題もあります。 
    それは「体に負担をかける」ということです。 
私の手元に、たまたまトータル・ワークアウト式(TW式)というレシピ本があります。 
    これは低炭水化物の食事療法とともにウエイトトレーニングをかね合わせた方法です。 
本の帯に「神○うの」さん、美の秘密がここに・・・、とありますね・・^^♪ 
    これを参考にしてみましょう。 
これは典型的な「高たんぱく、低脂肪、低糖質」メニューです。 
    使っている材料はおもに「鶏肉や赤身の肉、魚類、野菜、きのこ」です。 
非常にストイックな方法で、たんぱく質中心のメニューで腹八分。 
    糖質、脂質は極力カットですから、ご飯はもとより、スイーツやお酒も厳禁という厳しいもの。 
    だからこそ、3週間限定で成果を出そう!・・なんですね。 
私じゃ無理です・・笑。 
    でも、実践できたら絶対痩せると思います。 
    それも、非常に短期間に、ものすごい成果がでると思います。 
私の感想としては、「戦う人間に最適」なダイエットですね。 
    アスリートや格闘技など、「戦う人」向けの方法です。 
    「ファイトーッ、いっぱーつっ!」ていう感じになるかな・・。 
おそらく精神的にも戦闘的になると思いますよ・・。 
    人間は食べ物で性格が変化してくるからです。 
とうぜん、シェイプアップできます。 
    それは、「戦闘に向いた体になる」、という意味でもあります。 
結果はでると思いますが・・・ 
    はっきり言って、若いときでないと厳しい・・。 
問題があるのは、戦闘的というだけではありません。
つまり、痩せる代わりに、消化器官に負担をかけてしまうのです。 
    おもに肝臓と腎臓に負担がきます。 
短期間ならいいかもしれません。 
    若いときならいいかもしれません。 
しかし、その方法で成果がでたら、またやるでしょう? 
    もしくは、強靭な意志でずっと続けてしまうかもしれません。 
世間のダイエットに共通する問題はこの点です。
成功するダイエットでも、結局、やめれば太るということ。 
    つまり生活習慣にならないダイエットなのです。 
結果として、痩せたり太ったりを繰り返すのです。 
    これが極端になると、拒食症・過食症になりますよ。 
    それは地獄への道ですからね。 
低炭水化物ダイエットも同じです。 
    基本的に続けることができない方法なのです。 
すると、どうなるか・・。 
    中年以降に問題が起きるとおもいますよ・・。 
先ごろ、芸能界を引退するというニュースで話題になった飯○愛さんも、もしかしたら・・ 
    彼女の食生活には「肉」しかなかったようですから。 
結局、「たんぱく質」を大量に摂取するというのは、体にとって負担なんです。 
    特に、肉類のたんぱく質がよくありません。 
もちろん、ダイエット中は肉も大量には食べませんよ。 
    痩せるわけですから・・。 
しかし、それで体を維持し続けるには、結局、大量に食べるしかないのです。 
    それしかカロリー源がないからです。 
    さもないと、どんどん痩せていって大変なことに・・。 
たんぱく質もカロリー源になります。 
    でも、消化に無理があるのと、毒素を排出するという問題があります。 
これに肉類の脂肪分が加わると、非常に負担をかけるようになります。 
    だから肝臓と腎臓が悲鳴をあげるわけです。 
カロリーは敵ではありません。 
    人間は糖質がなければ生きていけないのです。 
たんぱく質は体を作るといいますが、体を維持することはできません。 
    体の機能を維持するためには糖質が絶対に必要なのです。 
人間は酸素とブドウ糖の供給が絶たれると、すぐ死んでしまいます。 
    まず始めに機能しなくなるのが脳です。 
    酸素とブドウ糖の供給が絶たれると、数十秒で脳細胞は死滅します・・怖っ。 
体に絶対に必要なブドウ糖を作るのはおもに糖質です。 
    それが「ごはん」などの炭水化物なのです。 
しかも、ほとんど内臓に負担をかけません。 
    さらに、ほとんど毒素を排出しません。 
    クリーンエネルギーなわけです・・笑。 
だから、ごはんなどの炭水化物で食生活の60%は超えていないとダメなのです。 
    もちろん、たんぱく質も必要ですよ。 
でも、ごはんにもたんぱく質が含まれています。 
    もちろん玄米なら大量に含まれています。 
だから、おかずは少しでいいのです。 
    特に、中年以降は・・笑。 
体を作るのと、維持するのと、どちらが大事だと思いますか・・? 
    維持できなければ、作れるわけありませんよね。 
    成長期が終われば、そんなに作りませんしね・・。 
低炭水化物ダイエットは成果が出ると思います。 
    しかし、それにはリスクが伴うということを覚えておいてください。 
    しかも、ごはんも、甘いものも、お酒も禁止ですよ・・涙。 
私はやりませんね。 
    ごはんが食べられないなんて、つらいです。 
    そして、やめれば、また太るんです。 
そんな方法ではなくても、体脂肪率は落とせますから。
私の方法はごはん中心です。 
    それは玄米でなくても、白米でも同じですよ。 
しかし、代わりにおかずが質素になるという問題がありますね・・笑。 
    これは、長所にも短所にもなります。 
    けっきょく、その人の価値観で評価が分かれるでしょう。 
このあたりでまとめです。
たんぱく質を大量にとると、肝臓・腎臓の病気になります。 
    脂質を大量にとると、それに加えて心臓・血管系の病気になります。 
糖質を大量にとると、やっぱり太りますよ・・笑。 
    でも、1gあたりのカロリーが違うことも覚えておきましょうね。 
1gあたりのカロリーは糖質とたんぱく質が「4カロリー」、脂質が「9カロリー」です。 
    脂質の食べすぎに比べて、甘いものを食べたときのリスクは半分以下です。 
だから、甘いものを食べるより、霜降り牛肉を食べるほうが太るわけです。 
    体にも負担をかけるわけですね。 
でも、勘違いしないでくださいね。
ケーキは砂糖ではなく、生クリームで太るんですよ! 
    生クリームは脂肪分ですから・・笑。 
このあいだ「プラダを着た悪魔」というファッションモデルが出る映画を見ました。 
    その中で、コーンスープを飲もうとしたら、笑われる場面がありましたね・・・笑 
コーンスープも脂肪過多です。 
    生クリームたっぷりですからね~! 
甘いものを食べるなら、和菓子がおすすめです。 
    和菓子には糖質がほとんど含まれていません。 
    食べ方によっては、ダイエットの強い味方ですよ。 
今日のところは、ここまでとさせていただきます。 
    最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。