第八章「カラダを整える」

【もう一人の自分】
内臓や神経は、自分の意識や考えではどうにもならない領域です。ダイエットに成功するには、カラダに頼るしかないのです。これを自律神経といいますが、自分ではない、違う意識によってカラダは運営されています。そのため、カラダのリズムをくずさないことが大事です。

【カラダの生活サイクル】
食生活においては、摂取と消化の時間帯、吸収と利用の時間帯、排泄の時間帯、の3つの時間帯にわかれます。これはカラダの生活リズムとして、大体の時間帯と役割が決まっていることを意味します。これを知って実生活で実行すると、カラダに優しく、健康生活になります。

【睡眠時間の秘密】
基礎代謝を上げ、脂肪分解作用が強く、若返りになる成長ホルモンは深夜11時~2時頃分に一番多く泌されます。昔から、「寝る子は育つ」というとおり。今ならさしずめ「よく寝る女は痩せる」となります。ダイエットは成長ホルモンが一番出てくる時間に寝ていることが大事です。

【太陽光の秘密】
朝の太陽を浴びることにより、体内時計がリセットされ、朝型生活になります。また、朝の太陽を浴びることにより、脳を元気にするセロトニンというホルモンが分泌され始めるのです。セロトニンは、感情を安定させる働きがあり、ダイエット生活にも重要な働きをしてくれます。

【新月と満月の秘密】
海水が月の満ち欠けで潮の流れが変わるように、人間も月の満ち欠けに大きな影響を受けています。それは、血液が海水と同じ成分濃度を持っているから。そのため、新月、上弦の月、満月、下弦の月では、食事法も運動法も変えた方が良いのです。ダイエットを始める時期もあります。

【女性の生理について】
女性のカラダは、月経の周期によって、骨盤が閉じたり開いたりします。体重もそれにあわせて増えたり減ったりします。これは自然のリズムなので自分を責めないようにしましょう。女性ホルモンの働きに合わせてダイエットを行うとストレスも少なく、効果的に痩せる事ができます。

【体温アップの秘密】
体温が下がると、代謝機能・免疫機能が落ちてしまいます。すると、ダイエットが進まないだけではなく、病気の原因になります。食事と、運動、生活習慣で、体温を上げる工夫をしましょう。体温を上げる工夫をするだけで、ダイエットが一歩進むことになるのです。

【便秘対策の秘訣】
ダイエットをすると少食になるため便秘に悩むことがあります。便秘の改善には「生姜」「にがり」「オリーブオイル」「食物繊維」「オリゴ糖」などの摂取が効果的です。また、歩くことやツボを押すこと、よく寝ることも大事で、内臓の動きが活発になり、排便しやすくなります。

【ダイエットと柔軟性】
カラダが硬いということは、動かない筋肉があるということです。筋肉が動かないのですから、熱を発生しませんし、カロリーを消費しません。さらにポンプ効果が働かず、血流は悪くその部分は冷えてドロドロです。カラダは、正常に機能しない場所を脂肪で守る働きがあるのです。

【矯正と調整のメソット】
ダイエットの運動や柔軟体操は必要ですが、同時に必要なのが、骨格の調整です。現代人は、必ずといっていいほど、どこか骨格がゆがんでいます。そのゆがみによって、痛くてダイエットできない方もいるでしょう。メインテキストでは、すばらしい効果のある方法を紹介しています。

【体重より大事なこと】
行政で定めた標準のBMIは「22」です。18.5未満は痩せ型、25以上は肥満とされています。スリムボディを目指すなら、標準より少ない18~21前後を目標にすると良いでしょう。ただ、体重よりも大事なのはスリーサイズのバランスです。体重よりもサイズのバランスを重視しましょう。

【体重の量り方】
体重は同じ時間帯(同じタイミング)で量りましょう。朝一番で量る、風呂上りに量る、というようなことです。同じタイミングで量らなければ、参考数値になりません。また、1日でも「集中体重測定日」を設定すると、行動による体重の変化がわかるのでダイエット効果が高いです。

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